大塚雅貴写真集「SAHARA」砂と風の大地 表紙

大塚雅貴写真集

「SAHARA」砂と風の大地

サイズB5判
(257o×182mm)
価格 2750円+税
発行 2015年5月29日発売
山と渓谷社刊

耕して天に至る

大塚雅貴写真掲載

美しきアルジェリア 
7つの世界遺産を巡る旅
(地球の歩き方GEM STONE)

 

価格1,995円(税別)
地球の歩き方編集室 発売中

耕して天に至る

大塚雅貴写真集

耕して天に至る
- 中国・雲南 世界一の棚田 -

価格2,600円(税別)
毎日新聞社 発売中

イランの稲作

地中海と砂漠が織り成す色彩の国

 アフリカ大陸の北端に位置するチュニジアは地中海に沿って温暖な気候に恵まれ、かつて古代ローマ時代には食料庫と呼ばれた肥沃な大地が広がっている。
 「緑に包まれた朝の風景はとても美しい」。ドライバーのオマル氏が西部の丘陵地帯にある古代ローマ都市遺跡「ドゥッガ」を案内してくれた。首都チュニスから車で2時間、日の出とともに遺跡が朝陽に染まり、静けさの中で見る光景は神秘的だ。周囲には冬でも緑豊かな牧草地が広がり、春にはアーモンドの花々が咲き乱れるという。平均気温は冬でも16度、日中の陽射しの下では春を思わせるような心地よさが感じられる。
 さらにアトラス山脈の東端を越えると運河の町として有名なビゼルトが見えてくる。「チュニジアのヴェネツィア」と呼ばれ、旧市街には高い城壁に囲まれ狭い路地が入り組んだカスバやフランス保護領時代を今に残すカフェが並び、気取らない素朴なチュニジアの雰囲気が漂っている。羊飼いのおじいさん、ロバとともに歩く子供、真っ白いドームの横でコーランを唱えて歩く男たち。小さな商店にフランスパンが並ぶ光景には、不思議と心が和らぐ。地中海ブルーのビーチと緑の中にたたずむ古代ローマ遺跡、国土は日本の5分の2という小国に8つの世界遺産が点在し、見どころはたくさんあるが、とくに陽気な人々との出会いがとても印象的であった。