大塚雅貴写真集「SAHARA」砂と風の大地 表紙

大塚雅貴写真集

「SAHARA」砂と風の大地

サイズB5判
(257o×182mm)
価格 2750円+税
発行 2015年5月29日発売
山と渓谷社刊

耕して天に至る

大塚雅貴写真掲載

美しきアルジェリア 
7つの世界遺産を巡る旅
(地球の歩き方GEM STONE)

 

価格1,995円(税別)
地球の歩き方編集室 発売中

耕して天に至る

大塚雅貴写真集

耕して天に至る
- 中国・雲南 世界一の棚田 -

価格2,600円(税別)
毎日新聞社 発売中

レユニオン島
熊野01
熊野02

緑豊かな自然に触れ山間に暮らす人との出会い

 紀伊半島のほぼ中央、標高1000メートル級の山々が見渡せる奈良県十津川村。「十津川の素晴らしいところをぜひ見てください」と、案内してくれた十津川村役場の増谷さんは、古き良き伝統を守り続けている田上鍛冶屋のご主人田上昭三さんを紹介してくれた。「カチン、カチン」、作業場に一歩入ると、ほのかに炭の匂いが漂う中で鋼を叩く音が響いてきた。「この鍬の先の曲線、均等に割られた爪が耕す土をかきまわし、土が絡み付かないようにするんじゃ」と、「草引き」という農具を製作中の田上さん。使う人の身になって農具を作ってくれるその姿勢は、村の誰もが知る十津川が誇る職人だ。

 吉野熊野国立公園の中にあって、世界遺産に登録されている熊野参詣道小辺路が通る桑畑果無集落には、多くの観光客が訪れる。「坂が急で、大変だったでしょ」と、汗をかきながら古道を歩く人たちに気軽に声をかける東さんは、ここで自給自足の暮らしを続けている。遠くに紀伊山地の山並みを見ながら眼下には熊野川が見渡せる集落の風景は、まさに「日本の故郷」のようなところ。春から夏はそよ風が心地よく感じられる。また、十津川には奈良の「大和八木駅」から十津川を通り「新宮駅」までの約170qを6時間半かけて結ぶ、一般道だけを走るバスとしては日本一の長距離バスが走る。停留所は170、一日3往復。バスに乗って新宮へ足を延ばせば本宮大社や那智の滝など見どころがたくさんあり、熊野は何度訪れても飽きることのない魅力に包まれている。