大塚雅貴写真集「SAHARA」砂と風の大地 表紙

大塚雅貴写真集

「SAHARA」砂と風の大地

サイズB5判
(257o×182mm)
価格 2750円+税
発行 2015年5月29日発売
山と渓谷社刊

耕して天に至る

大塚雅貴写真掲載

美しきアルジェリア 
7つの世界遺産を巡る旅
(地球の歩き方GEM STONE)

 

価格1,995円(税別)
地球の歩き方編集室 発売中

耕して天に至る

大塚雅貴写真集

耕して天に至る
- 中国・雲南 世界一の棚田 -

価格2,600円(税別)
毎日新聞社 発売中

エジプトの稲作

ナイルの恵みが作り出す、砂漠の中の水田地帯

 豊かな水に恵まれ、大きな木の下からは人々のにぎやかな声が聞こえてくる。とうもろこしや小麦畑が広がり、大きな実をつけたナツメヤシが揺れる先には水田の光景が広がっていた。砂漠の真ん中に水田。とても奇妙な光景に驚いたが、エジプトの米作りはおよそ1400年も前から続けられてきた。世界から約250種の品種を集め、エジプト人の口に合う米を探し、研究を重ねて多収量で美味しいジャポニカ米などを開発した。水田は主にナイル(全長約6600キロ)の河口付近(ナイルデルタ)で営まれている。そしてナイルの水だけに頼ってきた稲作はオアシスに湧く温泉にも注目した。大きな水道管からは40度ほどの温水が絶え間なく水路へ注ぎ、砂漠を開拓してできた水田に新たな命の水が流れていた。  
 真っ黒に日焼けした農夫、トラクターを運転する若者。ロバに荷を背負わせる子供たち。黄金色に染まる収穫の季節を迎えると、まぶしい太陽の下で大きな鎌を握る男たちの顔は大粒の汗で輝いていた 。